母の日にちなんでトラウマ映画をみる

きのうは母の日に見そびれてしまった映画『愛と憎しみの伝説』をみた。どろどろの母娘バトル!というかもはや、ただの育児虐待!みたいな、実在した女優ジョーン・クロフォードの実像を描いた映画。娘(養子)のクリスティーナさんの暴露本をもとに映画化されてるらしいっす。

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町山さんのトラウマ映画館で知って、ずっとみたかったやつ!ネットで取り寄せた

 

なんというかも〜〜〜胸糞of胸糞のとんでもねえ映画だったんだけど‪、もうフェイ・ダナウェイの毒母っぷりが……憑依してるやんっていう!ジョーン・クロフォード降りてきちゃってるやん!ていう。完全にイタコ芸。すげえよ、、、女優が演じる女優。凄みがあった。

 

で、まあ要は毒母映画で、毒母って人間味があって基本的に好きなんだけど(見てる分には)、この母のモンスターっぷりはもう規格外で。奇行と理不尽のオンパレード!怖すぎた…。落ち目の女優になってしまっている焦りと恐怖で精神のバランスがぐちゃぐちゃになってる母は、真夜中に庭のバラを全部切り刻んだり(それを子供たちに手伝わせたり)、娘が鏡台で"女優ごっこ"をしてただけで怒り狂って、彼女の髪を全部切っちゃったり(「売女みたいな髪型よりも坊主で行った方がマシよ!!!!」まじこのシーン怖い)、もうトラウマに次ぐトラウマ。マシマシ。あと泥パック?で顔面真っ白の母が子供部屋の衣装掛けをみて「300ドルもするドレスを針金ハンガーに掛けやがって!!!!!!」と怒り狂うシーンは怒りポイントもわけわかんないし、でもなんか超怒ってるし、滑稽さとおぞましさがすごかった…。なんかいきなり白石加代子様フェイスになったし。「あ、白石加代子だ!」て思わず口走っちゃったよ(大好き)。

 

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問題の加代子フェイス

 

まあそんなこんなで児童虐待のおぞましいシーンてんこもりのヤバイ映画ってことしか伝わらなさそうだけど、ジョン・ウォーターズ大先生も「この映画は完璧だ!」と言ってたらしいのであとはお察しください。DVDよければ貸すよ!いつでも連絡してね